大舘 貴美氏 『航空無線通信士を受験するあなたへ』
航空無線通信士試験の科目で最も難しい英語の試験を中心に紹介されています。
無線の種類は「陸上、海上、航空」とあり、航空関係(モールス信号を除く)を扱う通信士がこの「航空無線通信士」となります。
試験の難易度は比較的易しい科目もありますが、英語の試験はちょっと勉強してもなかなか合格しにくい科目も含んでいます。
共通していえるのは、過去問題を中心に何度も解いて、英語は電気通信振興会から出版されている「熟語集」に目を通し且つ、ヒアリングを毎日やりましょう。
以下にひとつの対策案を記述したいと思いますので、ご参考になれば幸いと存じます。
尚、一度に4科目も受験したくないという人は2科目ずつ受験していくのもいいですし、最初に「航空特殊無線技士」を取得し、それから受験されても(電気通信術が免除)いいと思います。
無線工学:過去問題集をよくやっておけば、試験にそのままの形で出題される傾向があります。
但し、「グランドパス」と「ローカライザ」等の航空ならではの専門用語はよく理解しておきましょう。
法規:工学同様、過去問題集をよくやっておきましょう。それだけで十分合格点が取れると思います。
英語:実用英語技能検定試験(英検)準2級以上の実力を要します。ヒアリングも最初の1回、わからなくても2回目までに解答しておかないとかなりきついです。穴埋め問題も熟語が大半
を占め、過去問題をやっただけでは歯が立たないかもしれません。
対策としては次に述べる癖をつけて下さい。
o専門英語が出題されますので、意味のわからない単語は必ず辞書で調べる癖
o毎日必ず英文に目を通す癖
o毎日耳を慣らす癖
熟語集と英語のテープが電気通信振興会からも出版されていますが、お手元に英検(準2級以上)等の教材があれば、それらを使用しても十分対処できます。
航空無線通信士の最大の難所ともいえる試験科目です。
電気通信術:欧文電話の送信及び受話です。欧文テープも英語の教材と同様、電気通信振興会から出版されているので、聞きなれていない人は必ず購入して聞き慣れておきましょう。
試験方法はこのホームページにある電気通信術に記載されている通りです。
追伸:今あなたはこの航空無線通信士を含め第3級海上無線通信士や第3級総合無線通信士と同じように、通信士の門を叩いているのです。これから先 上級試験を受験すれば、必ずそこには困難と苦痛がある事でしょう。しかしその時はこのような試験の困難を克服しようとした事を思い出して下さい。
余談ですが、無線が誕生してから100年以上が経ちました。そのおかげで色々な場所で様々な恩恵を与えてきましたが、この無線も時代と共に大きく変化しています。
あと何年、何十年後の参考書のはしがきにでも書いてあるかもしれません。
「今の通信は無線に変わり、○○の時代・・・」と。
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大舘 貴美氏 『上級職を目指す方へ』
第2級海上無線通信士を受験する際の留意などが紹介されています。
無線従事者の職務に興味をもち、独学なりしてそれなりの結果が出せた方もいらっしゃることでしょう。今、このページを見ている方の多数が既に「第1級陸上特殊無線技士」・「第3級海上無線通信士」・「第3級総合無線通信士」、そして「航空無線通信士」などの何らかの免許をお持ちになっていることでしょう。
海上無線通信士も「3級」までならば独学でも十分という人も、「2級」以上からは工学が「基礎」・「工学A」・「工学B」と3種類に分かれ、少々ややっこしくなるかもしれませんね。無線従事者の免許ぐらい独学でもできるという人もいますが、その方の殆どが「電子(情報)工学」出身であったり、職場でしっかり鍛え上げられた方ばかりです。
大雑把に言ってしまえば、初めて電子工学と情報工学にもっと首を突っ込むという人はキツイでしょう。ですが、過去問題集をよく復習し、「暗記ではなく、理解すること」を心掛ければそう難しくはありません。
「急がば回れ」という言葉がありますが、この世界にも同じことが言えます。陸上無線技術士を取得してしまえば、第3級海上無線通信士と併せて免許取得になります。ですが、意外とつまずいている人が多い気がします。「絶対的な基礎力の有無」でしょう。はやる気持ちを抑えて、「応用の利いた学習」をしていきましょう。
- 無線工学の基礎
過去問題集が理解できれば問題ありません。第1級アマチュア無線技士の無線工学レベルが理解していることが前提となるでしょう。理解できていない箇所は、市販されている参考書(電気通信振興会から出版されている本が妥当かもしれません)をよく読み、理解しておきましょう。
工事担任者の3種以外の取得者は、この科目は免除になります。 - 無線工学A
過去問題を反復練習しましょう。できれば7-8年分の過去問題があればいいのですが、最近出版されている問題集は、ここまでカバーしていないかもしれません。
以前出版された問題集等が電気通信振興会あたりにあればいいのですが…。しかし別に入手できなくても大丈夫です。
基礎同様、「第1級アマチュア無線技士」レベル+「第3、4級海上無線通信士」が、理解できていれば問題ないでしょう。
上級無線従事者を目指すのであれば、よく覚えておいて下さい。 - 無線工学B
無線工学Aと同様のことをやれば問題ないでしょう。
英語・法規・電気通信術は「第3級海上無線通信士」のページを参照して下さい。
第2級海上無線通信士が取得できたら、それなりの道が切り開けてきます。
ハローワークを介して「職員募集」をしてきたり、モールスを鍛えて「第2級総合無線通信士」に挑戦できたり、工学をもう少し鍛えて「第2級陸上無線技術士」にも応用が利きます。
無線従事者以外にも「AV情報家電」・「基本情報処理」・「工事担任者」・「電気通信主任者」にも十分通用する基礎は身についているはずです。
焦らずやるのもひとつの手です。