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航空無線通信士合格体験記
ゆうき氏
パイロットとして飛ぶために必要に迫られ、航空無線通信士を受験することになりました。
とりあえず電気通信振興会の航空無線通信士の問題・解答集を購入し眺めてみると、ほとんど
過去と同じ問題が出ている模様。そのため試験2週間前から勉強を開始しました。
まずは工学。問題をひたすら解き、類似問題は落とさないようにしました。
頻出は、SSB送信機のスピーチクリッパ、VHF電波の伝搬、AGC回路、MTI、浮動充電方式、
ILSなどでしょうか。
電気回路がニガテだったので、同じく電気通信振興会の工学の教科書も購入しました。
これは役に立ったのかそうでないのか・・・
無くても困らないとは思います。
航空機特有の問題、トランスポンダ、レーダ、VORなどは、僕のように、航空業界からの受験で
あれば当たり前のことなんですが、無線資格の延長として航空通を受験される方は、全く新しい
概念でしょうから教科書にて勉強された方がよいかも知れません。
法規は問題集をこなし、ひたすら覚えるだけです。類似問題しか出ません。
ただ出題形式はかわるようなので、内容を覚えることが必要なのはもちろんですが。
英語ですが、勉強はしていません。
ヒアリングは中学生レベル、長文・読解・穴埋めは中学〜高校レベルです。
それなりにできる方なら何の心配も無いと思われます。
電気通信術ですが、アマチュア無線をやっていたことと、ATC(航空交通管制)でも使っていました
ので、何もしませんでした。
昔の2mの怪しいフォネティックが身についてないかと心配しましたが、アメリカで飛んでいる間に
ATCで矯正できていたようです。
僕の周りではHを「ヘンリー」、Jを「ジャパン」、Qを「クイーン」という人が多かったです。
アマチュアの悪しき習慣は困りますねぇ・・・
さて当日は電車にて会場へ。
早すぎて、試験官と同じ時間に着いてしまいました。
「ロビーで待っていてください」と試験官に言われ、しばし待ちます。
いろんな顔ぶれの人がやってこられます。
ANAのロゴ入りのカバンを持った大学生くらいの男の人・・・
たぶん・・・マニアです。あとは普通のおじさん風の人など。
入室許可になってから自由に着席すると、30人くらいの高校生風の人たちが団体で入ってきました。
自衛隊か保安庁系の学校の人だと思いますが・・・
結構和気藹々と、試験官と話したりしていました。
試験官「君、また来たの?頑張って合格してね」・・・常連で顔見知りですか・・・
試験は無難にこなせました。工学は新傾向の問題がおおくてびっくり。
GPS、PCM modulationなど、新しい分野も出ていました。
これからはこういう問題も多くなるのではないでしょうか。
英語のヒアリング終了後、団体さんの話を聞いていると、Why are wings installed on an airplane?
という問題文の installed (装備されている)という単語が、彼らには in stall(失速に入る)と
聞こえたようで(笑)、「飛行機はなんでストールするかって言う質問だろぉ?」(おいおい・・)
ああ、彼らも航空関係者なんだとわかった次第です。
昼の休憩時間には後ろでお弁当を食べていた試験官と団体の子達の雑談が聞こえます。
どうやら電気通信術の試験について話している様子。
このHPで僕は調べていきましたが、「はじめます。本文」と「終わり」という決まりを知らない
人も多い様子。
通信術の前には試験官が受験者全員の前で親切丁寧に説明してくれました。
通信術の試験ですが、受信は予想以上に早くて、(テープも何も聴いてなかった)驚きましたが、
全部間違いなく書き取りました。
書き直す時間は無いですね・・・DはOと間違えないように最後に全部線を入れました。
UとVはどうしたもんかと悩みましたが、好意的に読んでくれると信じることにしました。
テープの声は「Hotel」に気合いが入りすぎていて、発音も悪く非常に聞き難かった。
日本人にやらせるのはやめてほしいです。
送信も落ち着いてできましたので、全部間違いなく言えました。
最後に「終わり」が出てこなくて、2秒ほど試験官とお見合いしました。
今回の試験官はたいへん親切な方々で、通信術の受信の前に「たてせんを引いておくとやりやすいよ」
とのアドバイスや、「みなさん揃ったら早く始めましょうか」といってくれたり(結局1人途中で
試験放棄したらしい人を待っていて時間通りになってしまいましたが・・・)
採点基準の質問に「それはコンピュータのみぞ知る、です!」。
休憩時間は受験生と雑談したり、「もう来なくてもいいように頑張って」との言葉もかけておられました。
優しいおじいちゃん達という感じでした。
帰りながら自己採点。法規は90%、工学は85%、英語は満点、通信術も満点だったと思います。
工学B問題の採点が、1つずつ点をくれるのか、完答でないと点がないのかわかりませんでしたので、
ちょっと不安でしたが、手応えはありました。
予告通り、2週間ちょっとで合格通知が届きました。
やはり嬉しいものです。
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