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『第一級海上特殊無線技士受験記』関東編

   原田 芳則氏
   用意した参考書・教材:
   山城氏と全く同じ。(というか他にないですものねぇ)

   受験会場:
   東京晴海の日本無線協会本部

   *試験日までの勉強について*
   学科
   問題集を繰り返し反復すればOKという感想です。私の場合、
   法規、無線工学と標準教科書は、一度読み流したあとは、辞書の
   ように、問題集を反復しながら、??と思った場所を調べるのに
   使うといった程度でした。レベルは4アマと同程度ですが、法規には
   遭難や緊急通報などの取扱い内容やGMDSSといった海難救助
   関係のシステムが、工学ではレーダー操作が入ります。いづれも、
   問題集をやっておけば不安はありません。

   通信術
   私の場合、和文については全く「あさひのあ」を覚えるところからの
   スタートでした。(欧文は知ってました)懐かしい単語カードを用意して
   まずは全てを覚えるところから始め、テープを聞いて書き取っては、
   それをテープと同じ速さで口に出して読み上げる練習を1週間しました。

  英語
   もともと普段から使うことが多いので大丈夫と思ってましたが、意外と
   専門的な単語や言いまわしがあると気付き、テキストとテープを用意
   しました。テープは聞き流しで、気になったところ(こうゆうときには、
   こうゆう単語を使うのね?っていう場合)はテキストで再確認でした。
   英語が苦手という方は、少々時間はかかりますが、英単語やテキストの
   例文を丸暗するのではなく、テープを聞きこんで、その中で聞き取れる
   単語をひとつひとつ増やしていくのが良いと思います。徐々に、文の中で
   キーとなる単語(情報伝達に重要な単語:時刻とか)がわかるように
   なれば十分です。会話文の全てを完全に聞き取れる必要はありません。
   あとは、テープを聞きながら、船長のつもりで、自船の状況を想像しながら
   頭の中で絵に描くとのみこみやすいかと思います。

   *試験について*
   試験の順番は、山城氏の受験記と同様で
     1 通信術(和文受信)
     2 通信術(欧文受信)
     3 英語の聞き取り
     4 学科
     5 通信術(和文・欧文送信)の順でした。
   受験者層は、30〜40代の男性が多かったようです。
   女性はいなかったような気がします。(私の目には入りませんでした)

   1と2の通信術(受信)
   練習用のテープと全く同じ要領なので、練習のときと同様に落ち着いて
   書きとっていけばOKです。山城氏の受験記にもありましたが、欧文では
   UとVの区別、和文ではシとツの区別などは、採点者がわかりやすいように
   書く注意が必要かと思われます。私もここには気を使いました。欧文に
   ついて、書体は自由ですが、全て同じ書体でという注意があります。
         和文はカタカナでという注意もありました。
   あと、確かに少しこもって聞こえます。

   3 英語
   苦手な方には難関かもしれませんが、私の正直な感想は、「高校入試の
   ヒアリングより若干簡単なレベル」です。内容は相手局との交信中の中での
   一コマという設定です。四者択一で4つの回答英文が書いてあるので、
   問題となるメッセージが流れる前に、その英文を読み取り、相手局から
   どんな内容の通信メッセージがくるのかをおおよそ推測します。天候のこと
   なのか、現在位置の確認なのか、入出港時刻の件なのか、などなど。
   あと、気付いた点は、現在のことなのか、未来のことなのかに注意です。
   私のときには、確か5問中最後の問題だったと記憶してますが、天候に
   ついての内容で、相手局からのメッセージ(問題文)で、「今後の天候は
   どのように予測されますか?」というのに対して、「天候は回復し良好」と
   いう答えの中に、現在形と未来形の両方があったような記憶があります。
   つまり、既に回復し現在良好なのか、現在、回復中で今後良好になる
   見込み。なのかの違いで、助動詞のwillがついているか否かです。
   (もっとも完全に記憶しているのではないので不確かではありますが、
   少しでもコツがつかめればと思います)
   流される問題文を書きとって訳している時間はありません。苦手な方は、
   各問とも、ゆっくりと流される最初の2回が勝負です。ある程度聞き取れる
   方であれば、最初の一発回答で間違いなく全問正解できます。
   ゆっくりの具体的な速さですが、私の感覚では、教材の「英語録音テープ」と
   ほぼ同じと感じました。(各問とも3回目はもっと速く、実際に話す速さです)

   4 学科
   半数以上の方が30分で退室。私も30分もかかりませんでした。

   5 通信術(送信)
   「始めます。本文」でスタートし、「終わり」でストップというのを知らず、
   いきなり読み上げはじめたら、試験官から「最初に、始めます、本文。で、
   始めて!」とアドバイス。これはオマケだったのかもしれません。
   山城氏の場合は得意な方からだったようですが、私の場合は和文からと指定
   されました。
   不得意な(?)和文では、2度つっかえて3個所間違えました。が、読み上げた
   瞬間に「あぁ、間違えたぁ〜!」と頭の中でわかったので、いづれも「訂正」を
   入れて、正しく読み直していきました。あせらないことが大切ですね。
   採点シートへのチェック(多分、減点?)は2つでした。
   欧文は難なく終了。ひとつの教室の中で、3人の試験官が3ケ所にわかれて
   行われました。教室に入る順番はランダムでした。学科を終えて部屋を
   でるときに写真票を係員にわたすのですが、その票を意図なくたばねられて、
   上から順に呼ばれました。隣では、まだ、学科試験が続いている最中でした。

   以上、午前9時半スタートで11時半には帰路につきました。



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